純愛☆カルテット
「浜安君おはよ!色鉛筆持ってきた?」
紅子の声で我に返る。修二が教室に入ってきたところだった。
「おはよう。うん。昨日はありがとう。」
修二は微笑んで紅子にそう返す。
希和とは目を合わせない。
(なんなんだあいつ)
席についてスマホをいじっている修二を、希和は複雑な気分で見つめた。
「希和どうしたの?恐い顔して」
湯島加江が希和をつつく。
「え、私怖い顔してた?やだなー。これ通常モードなのに。」
そう言いながらケータイに目を落とすと、メールが一件入っていた。
見ると、送信主は浜安修二。文面は
『(^^)/』
(なんなんだよこいつ)
修二の意図がわからなさ過ぎて、希和はスマホを閉じて修二を睨みつけた。
修二の紅子へのアプローチの始まりだった。
紅子の声で我に返る。修二が教室に入ってきたところだった。
「おはよう。うん。昨日はありがとう。」
修二は微笑んで紅子にそう返す。
希和とは目を合わせない。
(なんなんだあいつ)
席についてスマホをいじっている修二を、希和は複雑な気分で見つめた。
「希和どうしたの?恐い顔して」
湯島加江が希和をつつく。
「え、私怖い顔してた?やだなー。これ通常モードなのに。」
そう言いながらケータイに目を落とすと、メールが一件入っていた。
見ると、送信主は浜安修二。文面は
『(^^)/』
(なんなんだよこいつ)
修二の意図がわからなさ過ぎて、希和はスマホを閉じて修二を睨みつけた。
修二の紅子へのアプローチの始まりだった。