純愛☆カルテット
始業三分前。
教室前方にあるドアが開き、クラスメートの浜安修二(はまやすしゅうじ)が入ってきた。
「おはよ」「おは」
希和の机の前を通り過ぎる瞬間、短く挨拶を交わす。
1年生から同じクラスであったにも関わらず、修二と必ず挨拶を交わすようになったのは、初夏にあった学祭でのちょっとしたハプニングの後からだ。
そこそこ身長があるのに、猫背気味に歩く修二はクラスでは大人しいほうだ。
衣服に関してはほとんど無頓着のようで、いつも明らかにそこらへんの安さがウリの店で買ったような服を着ている。
始業二分後。
教授がのそのそやってきて、授業が始まる。
寝不足と、10月も中旬になってから教室に暖房が入るようになり教室全体が変に暖かいせいで、
希和はさっそく頭をコクコクさせながら黒板を眺めた。
教室前方にあるドアが開き、クラスメートの浜安修二(はまやすしゅうじ)が入ってきた。
「おはよ」「おは」
希和の机の前を通り過ぎる瞬間、短く挨拶を交わす。
1年生から同じクラスであったにも関わらず、修二と必ず挨拶を交わすようになったのは、初夏にあった学祭でのちょっとしたハプニングの後からだ。
そこそこ身長があるのに、猫背気味に歩く修二はクラスでは大人しいほうだ。
衣服に関してはほとんど無頓着のようで、いつも明らかにそこらへんの安さがウリの店で買ったような服を着ている。
始業二分後。
教授がのそのそやってきて、授業が始まる。
寝不足と、10月も中旬になってから教室に暖房が入るようになり教室全体が変に暖かいせいで、
希和はさっそく頭をコクコクさせながら黒板を眺めた。