純愛☆カルテット
最近、修二と紅子が言葉を交わしているのをよく見るようになった。
朝は必ず笑顔でおはようを言いあい、帰りはにこやかに手を振りあう。
実験の時は、班が同じということもあって他のメンバーと協力して楽しげに作業を進めている。
今日の休み時間に廊下で二人が話ているのを見たクラスメートの女子が
「紅子と浜安君って付き合い始めたの?」
というくらいには、彼らは楽しそうだ。
そのくせ、修二は希和にも一日に一回は必ずメールをよこしてきた。
内容は、授業のことであったりテレビに出ている芸人についてであったりして、希和のほうも返信したりしなかったりで、どんなに続いても往復三回以上やり取りが続くことは無かった。
今回届いた写真に関しても、その夜のうちに希和の質問に修二が答えることはなく、ハンバーグの向こうに映っていた人間が紅子だと確認できたのは、次の日の朝希和が学校に向かう途中で修二と遭遇した時だった。
朝は必ず笑顔でおはようを言いあい、帰りはにこやかに手を振りあう。
実験の時は、班が同じということもあって他のメンバーと協力して楽しげに作業を進めている。
今日の休み時間に廊下で二人が話ているのを見たクラスメートの女子が
「紅子と浜安君って付き合い始めたの?」
というくらいには、彼らは楽しそうだ。
そのくせ、修二は希和にも一日に一回は必ずメールをよこしてきた。
内容は、授業のことであったりテレビに出ている芸人についてであったりして、希和のほうも返信したりしなかったりで、どんなに続いても往復三回以上やり取りが続くことは無かった。
今回届いた写真に関しても、その夜のうちに希和の質問に修二が答えることはなく、ハンバーグの向こうに映っていた人間が紅子だと確認できたのは、次の日の朝希和が学校に向かう途中で修二と遭遇した時だった。