純愛☆カルテット
思いを寄せていた人と、友人の出会いは初夏に三日間に渡って行われた大学祭で、その出会いも、そもそもは希和の誘いにより生まれたのである。
「うちの学科クレープの店出すんだけどさ」
学祭初日の部活練習後、希和は冬生に話しかけた。
「わたし明日の朝から昼ころまで店番するんだけど、良かったら来てよ。」
「マジで?俺甘いものめっちゃ好き」
冬生はクシャっと笑って行くわと答えた。
冬生に声をかけたのは、単に彼のことが好きで、少しでも関わり合いを持ちたかったからだ。
もちろん、そんなことをしてもそれがきっかけで交際に発展することなどないということは、当時からわかっている。
それでも希和は冬生と部活の外で関わりたかったし、それで少しでも満足したかった。
「うちの学科クレープの店出すんだけどさ」
学祭初日の部活練習後、希和は冬生に話しかけた。
「わたし明日の朝から昼ころまで店番するんだけど、良かったら来てよ。」
「マジで?俺甘いものめっちゃ好き」
冬生はクシャっと笑って行くわと答えた。
冬生に声をかけたのは、単に彼のことが好きで、少しでも関わり合いを持ちたかったからだ。
もちろん、そんなことをしてもそれがきっかけで交際に発展することなどないということは、当時からわかっている。
それでも希和は冬生と部活の外で関わりたかったし、それで少しでも満足したかった。