新生児マス・スクリーニング―赤ちゃんの命を救う話を、ドクターから聞きました―
う、ネタにしようとしたの、バレたか。
女性誌の隅っこに連載させてもらってる短文エッセイ、次回は「親友の赤ちゃんに会ってきました」と書こうと思ってる。
どうせなら、ちょっと変わった切り口がほしい。
だから、亜沙美から聞ける話は1から10まで軒並み全部、聞いておくつもりだったんだけど。
「あ、そうだ。詳しそうな人、いるんだった」
「ん? 小児科のお医者さんとでも知り合ったの?」
「うん。朝から走ってたら、偶然」
「おおぉぉ! それって、もしかして運命の出会い!?」
「いやいや、まさか」
「照れなくていいよぉ!」
照れてません。
絶対に手の届かないお方なんです。
奥さん、おられるし。
てか、私も相手いるんだってば。
でも、まあ、朝から取材を兼ねてお話しするくらいなら、問題ない。
お話し好きな人、という印象だったし、明日またお会いできたら話しかけてみよう。