その先の光
「大丈夫ですか?」
「あ、あぁ…あの業者…手を抜いたようで
ちょっと…」
なんか、手違いでもあったみたいだな…
まぁ、私は別にソファのほうでも
寝られるし、いいけど、
「すまん、先生。ここ直るまで、
向いの家に世話なっといてくれませんか?」
「む、向かいって…」
・・・・・・・・・・・・
「というわけで、よろしゅうなぁ伊月」
何でこんな事になるの!
しかも、なんでこんな広い家にこの人が
すんでるわけ?しかも、1人だし…
「なんで、俺がこんなのこと…」
「こんなのでわるかったですね?」
笑顔だ…笑顔でいれば切り抜けられるはずだ!
とは思ってはみた物の顔はひきつっているようで
隣にいた皐月さんに苦笑いされてしまった
こいつのせいなんだからな!
まったく…
まぁいろいろあったはもののここにしか
泊まれないという事で仕方なく
泊まることになった。
「で、なんでこんなに広いわけ?」