完璧少女の裏の顔

繁華街の路地裏。

闇に染められたこの路地裏で二人の少年少女が立っていた。

「悪には悪を」

そう言って少女は己の愛刀である零月【ゼロヅキ】を目の前の男に刺した。

「そうそう悪いことをする人がいけないんだよぉ」

少女の傍らに立つ少年も愛刀、霊月【レイヅキ】を振りかざす。

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