金曜日、21時9分発のバスで
「悠馬さんはたしか、バイトの帰りなんですよね?」
二人きりのバス。何もしなくても、悠馬さんと同じ空間にいるってだけで元気がもらえるような気がする。
彼はそんな人だ。
ふと投げかけた私の話題を拾った悠馬さん。
こっちを向いて笑顔で返事を返してきた。
「はい!小春さんはピアノのレッスンの帰りでしたよね?今日はどうだったんですか?」
「いい感じでした、今週は余裕があって、たくさん練習ができたんです」
「そうだったんですか!先週はあまり練習できてないって言ってたし、ちょっと気になっちゃってて…それならよかったですね!」
バスに揺られながらする会話は、退屈な帰り道を素敵なものに変えてくれた。
お互いのレッスンやバイトの状況や、大学についての話をするだけ。大体、一つの話題を話し終わるころには…
「あ、じゃあ私この次なので…降りますね!」
10分なんて、早いものだ。
二人きりのバス。何もしなくても、悠馬さんと同じ空間にいるってだけで元気がもらえるような気がする。
彼はそんな人だ。
ふと投げかけた私の話題を拾った悠馬さん。
こっちを向いて笑顔で返事を返してきた。
「はい!小春さんはピアノのレッスンの帰りでしたよね?今日はどうだったんですか?」
「いい感じでした、今週は余裕があって、たくさん練習ができたんです」
「そうだったんですか!先週はあまり練習できてないって言ってたし、ちょっと気になっちゃってて…それならよかったですね!」
バスに揺られながらする会話は、退屈な帰り道を素敵なものに変えてくれた。
お互いのレッスンやバイトの状況や、大学についての話をするだけ。大体、一つの話題を話し終わるころには…
「あ、じゃあ私この次なので…降りますね!」
10分なんて、早いものだ。