健診診断と恋と嘘
帰ってきたら真っ直ぐに私の所に来て頭を撫でてから、ただいまと囁いて唇にキスしてくれる。
それから私が用意しておいたご飯を食べて、お風呂に入ってからベッドに来て、もう一度キスして私のことを抱きしめてくれる。
それから私もやっと熟睡できる。だから凌ちゃんと会えないってなったら私多分、寝不足になると思う。
凌ちゃんはご飯と禁煙のためのキスかな?
前はもっとキスしてたけど、回数が減ったのは煙草への依存がなくなってきたからなんだろうか。
それなら嬉しいけど、ちょっと寂しい気もする。
「凌ちゃん、キスしていい?」
いつもみたいに腕枕をして、髪を撫でてくれてる凌ちゃんを見上げてそう聞くと一瞬目を見開いた凌ちゃんが眉を下げて困ったように笑う。
「そんなのダメって言うわけないでしょ」
そう言われてちょっとホッとして凌ちゃんの頬に触れて唇にキスすると、凌ちゃんも私の唇にチュッとキスしてくれる。