...笑う月。
体の節々は悲鳴をあげている。高校生なんだけどゲームばっかだから運動不足......

限界はもう来ていた。



取り敢えず人が多い場所まで行かないと。


こうなりゃ本気で逃げるしかないでしょ。


私はがむしゃらに走り続けた。


結構走ったはずなのに全然街に出ない。

絶対おかしい。人がいない。人っ子ひとりいないってこの事か。


それでも走らないとまた監禁だ...

まぁ、いいんだけどさ。だらだら出来るし。でも学校とかさ留年は嫌だし。
取り敢えず友達もいるし。
適当に学校には行ってないと将来が大変だ。



それから30分は走り続けた。


それが無駄だとは全然知らずに。







< 29 / 39 >

この作品をシェア

pagetop