あたしの1番大切な人


「美味しい物っつてもな。なにが良いとかあるだろーが」


「んー。どうしよっかな。あ、真琴ママのお料理久しぶりに食べたいなぁっ♪」


「………は?それは…、ちょっと勘弁してくれ」


「なんで!?」


「良いから。とにかく今日はダメ」


「……えー…」


「……まあ、とりあえずどっか店行こうぜ?俺ん家はマジでナシな」


「……はいはい。じゃ出掛ける用意しないと~。えと、真琴は下降りて大介とかと話してて。すぐ用意するから」


「……あ~。用意ってどーせ着替えとかだろ?いつもどっか行くってだけで着替えんの?やっぱ女ってよくわかんねー」


「まあ…それはそうだけど、あたし今着てる服部屋着だし。着替えなきゃ…。すぐ用意するから、待ってて!」


「……はいはい。じゃ、下に行ってるから早くしろよ」


「は~い」



< 40 / 99 >

この作品をシェア

pagetop