あたしの1番大切な人
そんなことを真琴にされて、あたしは
ホントにホントに
恥ずかしくなったから、
真琴から目を逸らし、
パフェを頬張った。
……やっぱり美味しい。甘さ加減が調度良くて、かなり食べやすい。
甘いの大好きだから
今までにたくさんパフェを食べてきたつもりだったけど、
ここのはホントに美味しい。
「―なあ、そんなに美味しいか、それ」
「うんっ♪超美味しいよ?甘さ超調度良いから♪」
「ふーん。そっか。甘い物大好きだもんな」
「うん。あれ?真琴は苦手だったっけ?」
「嫌いじゃねーよ。ただ、甘すぎるのは嫌いだ」
「なるほど。甘すぎるのってどんなのさ」
「ときどき生クリームで、甘ったるくてくどいやつあるだろ?それみたいな感じかな」
「ふーん。たしかにくどいやつは美味しくないよね。わかる」
「だろ?でも、ここのパフェの生クリームの甘さかなり調度よかった気がする。食べやすいし」
「ホント美味しいよねここの。ここのパフェ、一瞬食べただけで好きになっちゃった♪(笑)」
「だろーな。俺もだもん。てかケーキは食べなくていいの?」
「…えっ」
「だからケーキセット」
「――…っああ!ちゃんと食べるよ、これ食べ終わってからだけど」