あたしの1番大切な人
―――――――
―――――
家に着いて、
少しだけ話して。
あたしは落ち着いたから、明日、
がんばろうって思えた。
あ、まだ真琴に言ってないことが~…
「――真琴ー…っ」
って叫んだら、
真琴はちょうど家に入ろうとしていた時で。
かなりびっくりしていた。
「…?どーした!?」
「……あのね。いろいろ、勉強とか教えてくれて、本当にありがと///。ホントに助かった」
「…いや。どういたしまして。…杏奈が助かったならホント、よかった。とりあえず、明日は朝早いんだし、気をつけて帰れよ。今日は早めに寝ること。じゃ、また明日な」
「…うん。そうする。また明日」
真琴は、
あたしが家に入るまで、見ててくれているみたいで、
『ああ、守られてるんだな』
って思えた。
なんとなくだけど、
真琴のほうに振り向いたら、
真琴は
口パクだったけど、
“頑張れよ”
って言ってくれてたような気がして、
すごい嬉しかったんだ。