あたしの1番大切な人
そして、ママとドアを挟んで会話をしたあと
あたしは着替え、
顔を洗いに下に行きバスルームへ向かった。
向かったんだけど、
なぜかわかんないよ?
だけど…
弟の大介が洗面所を使っていて、
使えなかった。
仕方なく、あたしは大介に話しかけた。
「…ねぇ、ちょっと。あんたなんでこんなに早く起きて、顔洗ってんのよ?」
「…あ?…ああなんだ、姉ちゃんか。今日は、みんなで朝食食べるらしいよ?母さんが言ってた」
「え?じゃあパパもいるってこと?」
「…そうだね、父さんもいる」
「ふ~ん、珍しー…。まあいいや、それより大介早くしてくれないかな?」
「あ~。ごめん、わかった」