あたしの1番大切な人
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受験からしばらく経ち、今日はついに合格発表の日なってしまった。
起きて着替えて服の準備をしたりして行く用意が出来、リビングへ行くと
ママがすごい落ち着かない様子でリビングをうろうろしてた。
「ママ落ち着いて!なんでママが緊張してるの。あたし行ってくるからねー!?」
「杏奈、行ってらっしゃい。ママは電話の近くで待ってるわ。結果がわかったらすぐ連絡するのよ?わかった?」
「わかってますー!!!したら行ってくるね♪行ってきまーっす」
「行ってらっしゃい、気をつけてらっしゃいっ」
もう!
ママったら心配しすぎ。
あたしはあたしなりに、頑張ったんだから!!!
結果を親友と見に行くだけなんだから――…
これから美優ん家まで、美優を迎えに行かないといけないんだ~。
あの子、起きてるかな?
「―――杏~奈!」
自宅を通り過ぎたとき、隣の真琴の家から真琴の声が聞こえて。
急いだようにドアから真琴が出てきて。
いったい……なに?