あたしの1番大切な人
「…よかった、間に合った」
「なしたの~?」
「……これから合格発表見に行くんだろ?多分…美優ん家に美優を迎えに行ってから高校向かうんだろ?…途中ってか美優ん家まで送る」
いやいやいや、
必要な…っ、というか。
「…?いや、いいよ!ていうか大丈夫だし、送りなんて必要ないよ?」
「そうじゃなくっ、俺がおまえのことを送りたいんだ」
「…なんで?今昼間だから絶対襲われないし自信あるし……っていうか、あたしが襲われるわけないし」
「まぁ、たしかにそうかもしれない。けどおまえは一応女なんだぞ、こんな真っ昼間だからといってなにが起きるかはわかんねぇぞ」
「あはは~。なんかさ~、すごい珍しく真琴があたしのこと心配してる。でも大丈夫だし、そんな心配しないでも良いのに~(笑)」
「うるせーなっ!っつーか送らせろ」
「なんで。ってかしつこい」