初恋が実りました。
山「やっぱ覚えてないか…」



千「な、何がですか?」



覚えてない?


一体何のことを言っているのか分からなかった。


でも次の瞬間…



山「ちーちゃん。」



千「⁉︎…その…あだ名…」



”ちーちゃん”。


昔 隣の家に住んでいた4歳上の男の子に呼ばれていたあだ名。


その男の子はまたすぐに引っ越していっちゃったけど…。


ん?


あれ?


私の中である1つの仮説が浮かび上がった。



千「山口先生って…歳いくつですか?」



もし…


山口先生が…


21歳なら…



山「今年で21になるけど?」



山口先生があの男の子かも…


しれない…。



千「先生…間違っていたらごめんなさい…。だいちゃん?」



山「やっと思い出した?ちーちゃん」



悪魔のような笑みを浮かべ笑った。


まさか…


山口先生が…


あの…


だいちゃんだっただなんて…。



千「ほ、ほんとにだいちゃん?」



山「そーだよ?山口 大地。21歳!」



ま、まじか…


山口先生は…


私の初恋の相手…


だったりする。


い、今更になって急にドキドキし出した私の心臓。


治ってくれ!


と願いながら…



千「ひ、久しぶりだね!だいちゃん」



山「気づいてくれなかったんだな」
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