初恋が実りました。
千「いや…分かるわけないじゃないですか!」



山「敬語とか2人きりのときはいらないし、それに昔みたいにだいちゃんって呼んで?ちーちゃん」



その笑顔は…


悪魔そのものだった…。


ブーブーブー


携帯のバイブ音が鳴り響いた。



千「ちょっと…すいません」



携帯を開くと綾乃からだった。



「今彼氏とデート中♡
これ!私の彼氏なんだ!かっこいいでしょ?
早く千里の彼氏も見たいなぁ~!
てか千里の彼氏の写真!送ってきてよ」



という内容と綾乃と彼氏くんの2ショット写真があった。


てか何これ⁉︎


彼氏の写真⁉︎


いないのに…


あるわけないじゃん…


私がその場で固まっていたら



山「どーした?」



やま…だいちゃんが顔を覗いてきた。



千「さっき…綾乃から連絡あったんだけど…」



内容を説明したら笑われそうだから…


言えない…。



山「ふぅん…ちーちゃん彼氏いるんだ」



とだいちゃんが一言。


てか勝手にメール見るな‼︎



千「いないよ‼︎」



言っちゃった…。


今…


なんで…


あんな…


必死になったんだろ…



山「え?いないのかよ⁉︎」
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