初恋が実りました。
そして放課後。


みんながゾロゾロと帰っていく中、千里だけ自分の席に座っている。



「ハァ」



小さなため息が聞こえてきた。



大「ため息つくと幸せ逃げるぞ」



そう話しかけると雑用はなんですか?と聞かれた。


別に仕事なんてない。


俺は素直にそう答えた。



大「お前と2人きりになりたかったって言ったらキモいか?」



そして俺は意を決してそう言った。


千里は目を見開きびっくりしている。



大「ねぇ俺と付き合ってよ」



なおも引き下がらない俺に千里は笑いながら冗談きついと言った。



大「やっぱ覚えてないか…」



俺は千里にちゃんと聞こえる声で



大「ちーちゃん。」



と言った。
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