初恋が実りました。

結婚しました。

俺が千里に告白してから1年。


千里が今日、この高校を卒業する。


先生と生徒というじれったい関係からも卒業するんだ。



大「なぁ…千里」



俺が千里を呼ぶとゆっくりと振り返ってこちらを見る千里。



千「ん?」



誰もいない教室で、窓を少し開けている。


千里の伸びた髪の毛がゆらゆらと揺らぐ。


千里はこの1年でめちゃくちゃ大人になった。


そのせいか知らないがよく野郎どもが千里に告白している現場をチラホラを目撃してしまう。


ほんっと…


こっちが気が気じゃねぇっての!


って思うくらい。


だからお前は誰にも渡さないって意味も込めて



大「お前が好きだ!結婚してくれ!」



告白したその場所で俺は千里にプロポーズをした。



千「これって…結婚指輪…?」
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