初恋が実りました。
うっ…


それを言われると…


何も…


言い返せない…。



千「わ、分かりました…」



山「んじゃ放課後なー」



ガラガラガラガラ


山口先生はそれだけ言って教室から出て行ってしまった。



綾「うわぁ…めんどくさいこと頼まれちゃったね…千里…」



千「あ、綾乃~」



助けの目をしたら



綾「手伝ってあげたいけど今日は彼氏くんと会う約束してるからごめんね?」



そっか…


でも人の恋路を邪魔しちゃいけないし!



千「楽しんできてね~!」



綾「うん!千里もまた彼氏くん紹介してよ?絶対だよ?」



綾乃は走って自分の席に戻っていった。


逃げ足は人一倍早いんだから…。



_________



山「じゃ明日から新しい教科書とかちゃんと持ってこいよー」



ただいま終HR中。


この後私は山口先生に頼まれた雑用をしなければいけないんだ。


と思うと憂鬱だ…。


今日はいろいろあったから早く終わらせて帰って寝よ!



男子「起立!礼!さようならー!」



「「「「「「さようならー」」」」」」



みんなが続々と帰っていく中私は自分の席でため息をついていた。



山「ため息つくと幸せ逃げるぞ」
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