ずっと好きだったんだよ。
悔しかった。
私がもう少し早くに生まれていたらよかったのにと何度も思った。
だから私は先輩に少しでも覚えてもらおうと入学してから少したったころからふられるのはわかっていたけど毎日好きだと伝えた。
水橋先輩が困るってわかっていたけど諦めたくなかった。
大好きになってたから。
でも毎回のように彼女がいるからと断られる。
そんなの当たり前だよね...。
「好きです、水橋先輩」
「ごめん、俺彼女いるから」
「...水橋先輩!やっぱり萌音は先輩のことを諦められません」
「...」
はっ。私は何を言っているの。
「すみません...。忘れてください...」
「...萌音ちゃんの気持ちはとても嬉しいんだけど俺は彼女と別れるつもりないから。ごめんな」
「はい、...わかってます」
そう言ったけれど私の名前もいつの間にか覚えてくれてて...あの時以上に先輩を好きになってる。
どうしたらいいの。