私以上に、誰かを愛してください。
Mio 「叶達、ちょっといい?」
Kanata 「うん。ちょっと待ってね、」
叶達はそう言い、二人きりの今日でいつものように小走りで鞄を取りに行った。
Kanata 「おまたせ。で、なに。??」
Mio 「あのさ、別れてほしーんだけど。」
Kanata 「え...?」
Mio 「飽きたってゆうか... 好きな人、出来たから。もう話しかけないで。ラインもしてこないでよね。」
Kanata 「昨日は好きってゆってくれてたのに...?」
叶達はそう言い、顔を歪ませた。
とても悲しそうな顔。そんな顔されると、こっちまで悲しくなる。
Mio 「あんなのテキトーにきまってんじゃん。とにかく、もう関わらないでよね、」
Kanata 「待って、」
そう言い、叶達は私の腕をつかみ、なにかを言おうとした。
だけど私はその手を振り払い睨み付けた。
Mio 「触んないで!!」
Kanata 「...ごめん。」
私は、胸がはりさけてしまいそうになりながら
走って教室を後にした。
< 7 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop