蝶と空



そしてまた



幾度も年を重ねていった。






周りは青春というのか、なんだか毎日楽しそうで。


恋や進路で悩んで


キラキラして見えた。




その後に自分を見ると、色がみえなかった。


俺も…



恋や進路で悩んでみたかった



紗知を好きだと胸を張って言いたかった





どうして俺だけ




こんなに暗い悩みしかもってないんだよ






胸が張り裂けそうに痛くて






死んでしまおうかと





考えたのもこのとき。












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