蝶と空




「ねぇ空」



寝る前に、隣のローズが言った。




「ん?」


俺はつかさず聞く。



するとローズは


「空はきっと天使ね」


と言った。




「えぇ?どうして?」




「だって…美しいもの」






美しい、と

ローズは初めて会った日も


俺にそう言った







「空は私を愛している?」



「もちろんだよ」




「じゃあ、キスをしてくれる?」




「うん…ローズが望むのなら」







ローズが



望むのなら



なんだってする





ローズの為に

生きているのだから。









俺はローズに






そっとくちづけをした






優しい



キスをした








それから体を重ねた




ローズは俺の体を見て




「白くて綺麗な体ね」




そう言った








ローズが




望むのなら。










淫らにふれあう

白く淡い肌。




「愛してる、ローズ」










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