たとえ届かなくても、君がずっと大好き。
「 ずうっと・・・
いっしょにあそびたい。
ずうっと・・・
笑っててほしい 」
「 うん 」
頭を撫(な)でてくれるお母さん。
それに安心して、
なんだか目元が熱く感じる。
「 かなしいって、さみしいって、
なんでもおはなししてほしい 」
「 そうね、
ひとりで頑張らないで、
頼ってほしいよね 」
「 ・・・っ、 」
「 咲笑。大丈夫。
思ってること全部お母さんに聞かせて 」