たとえ届かなくても、君がずっと大好き。




「 笑平、あの子だよ 」



そうお父さんは言って。

正面に居るその子の両親の足元を
小さく指差した。


僕は、
ゆっくりお父さんが指す方を見る。


確実にきみを見たくて。



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