たとえ届かなくても、君がずっと大好き。
「 はじめまして!! 」
私の前で、
ふわりと柔らかく笑う男の子。
「 ・・・はじめましてっ 」
彼がお隣さんの。
「 ぼく、煌 笑平(きら しょうへい)だよ 」
「 ・・・きら、しょう・・・へい? 」
「 うん!!きみのおなまえは? 」
優しい目で真っ直ぐ私を見つめるきみ。
逸(そ)らしたい、
不思議とそんな気持ちにはならなかった。
それよりも・・・
傍(そば)にいきたい。
近くにいきたい。
お話したい。
そう心から思ったの。