僕の声はいつまでも、










目の前に見えるのは広い海



そして、隣には僕より少し小さめな女の子



多分、いや…周りから見ればカップルだと思う人も少なくはないだろう




“澪(れい)くん”



小さな可愛らしい彼女の口から、呼ばれる僕の…名前。



「…どうしたの?」


その声に、答えるように少し屈んで俯く彼女を覗き込む




「………‥‥...キっ」





…え?


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