甘ーいheartを召し上がれ?【完結】
「ほーんと。オマエ、すぐ泣くよな?」

「むっ…、…だって」

「だって…?」


「奏弥とこうして向き合ってるだけで、すっごく幸せだって、思えるんだもん…」



「…へェ?」

「なっ…何、その態度…!」

「いーや、別に?」

「もう!ちゃんと言ってよ…」

「…いいぜ?教えてやろうか」

「えっ…な、何?」


「一回しか言わねェ。よく聞けよ…?」





もう、君のいない世界は
考えられないから。

どんな形でも、僕の隣に居て
ほしいんだ。

肩を並べて、一緒に歩いて
行きたい。

僕が前を歩く訳でも。
君が前を歩く訳でもなく。

…ずっと、一緒に。
同じ歩幅で、同じ道を。

いつまでも…歩いて行こう―。





『…マジでヤベェ。超可愛い。ホント…ぶっ壊したいぐらい……愛してる』


ほら、甘い囁きをもらって。



―甘いheartを召し上がれ?―


『もぉ…っ!


あたしも…愛して、る…!』



―fin―



後書き→
< 20 / 21 >

この作品をシェア

pagetop