A 一粒の涙が一つの想い出になる瞬間
「え?」
驚きを隠せない表情で彼女はそう言った。
「すみません!急すぎますよね!
自分どうかしています」
何故、自分でもあのような事を
咄嗟に言ってしまったのか。
疑問を抱く。
ただ一目惚れをしたのは変わりない。
この時を逃すともう会えないかもしれない
せめて....
「お友達になってくれませんか?」
「いいですよ」
優しさが溢れる笑顔で彼女はそう言った。
その瞬間、爆発したような大きな音が耳に響く
顔を上げる二人の先には
夜空に大きく咲く花が輝く。
まるで、神様が祝福してくれているように。