雪の降る日に、願いを消して
そう、思っていたのに……。


鈴は相変わらず泣き続けている。


こんな顔をさせたくて頑張っていたわけじゃないのに、うまく行かない。


俺が鈴の時間をいくらもらっても、鈴の心までは奪う事ができなかった。


その結果こんなにも泣かせることになってしまった。


鈴の涙を消すために、俺はどんなことでも協力しよう。


そう、誓ったのだった……。
< 129 / 312 >

この作品をシェア

pagetop