雪の降る日に、願いを消して
打って変わって
しばらく黒板にラクガキをして遊んでいると、桜子が登校してきた。
駿も一緒かと思って思わず身構えたけれど、今日は1人だった。
「今日は1人で登校か?」
誰かがそう聞いたけれど、桜子はその声を無視して机に座った。
なにかあったのだろうか?
あたしは紗英と視線を合わせたが、紗英も肩をすくめるだけだった。
先生が来る時間が近づいてきて黒板を消している時に、駿が登校してきた。
駿はいつもと変わらない様子でクラスメートと楽しげな会話をしている。
「なんだよ、黒板のラクガキだったら俺もやりたかったのによぉ!」
そんな残念そうな声まで聞こえてくる。
しかし、そんな駿を見ても桜子は何も反応を見せない。
挨拶もしていないように見える。
駿の方も昨日までとは打って変わって、桜子にベッタリくっつこうとしていない。
「まさか、もう喧嘩でもしたんじゃないの?」
そう言う紗英に、あたしは首を傾げたのだった。
駿も一緒かと思って思わず身構えたけれど、今日は1人だった。
「今日は1人で登校か?」
誰かがそう聞いたけれど、桜子はその声を無視して机に座った。
なにかあったのだろうか?
あたしは紗英と視線を合わせたが、紗英も肩をすくめるだけだった。
先生が来る時間が近づいてきて黒板を消している時に、駿が登校してきた。
駿はいつもと変わらない様子でクラスメートと楽しげな会話をしている。
「なんだよ、黒板のラクガキだったら俺もやりたかったのによぉ!」
そんな残念そうな声まで聞こえてくる。
しかし、そんな駿を見ても桜子は何も反応を見せない。
挨拶もしていないように見える。
駿の方も昨日までとは打って変わって、桜子にベッタリくっつこうとしていない。
「まさか、もう喧嘩でもしたんじゃないの?」
そう言う紗英に、あたしは首を傾げたのだった。