雪の降る日に、願いを消して
熱の出た頭じゃまともな事も考えられない。
お母さんに温めてもらったお粥を食べて、薬を飲んで横になる。
テレビの音がぼんやりと聞こえて来る中、あたしはスマホを手に取った。
消してしまった駿のアドレスを紗英に教えてもらい、再登録をする。
そしてすぐにメールを送った。
《あなたは誰なの?》
あたしは自分の好きになった駿が何者なのか、もはやわからなくなっていた。
こんなメールを駿本人に送るなんて、熱がなければできない事だったと思う。
あたしはメールを送信した後、再び眠りについたのだった。
お母さんに温めてもらったお粥を食べて、薬を飲んで横になる。
テレビの音がぼんやりと聞こえて来る中、あたしはスマホを手に取った。
消してしまった駿のアドレスを紗英に教えてもらい、再登録をする。
そしてすぐにメールを送った。
《あなたは誰なの?》
あたしは自分の好きになった駿が何者なのか、もはやわからなくなっていた。
こんなメールを駿本人に送るなんて、熱がなければできない事だったと思う。
あたしはメールを送信した後、再び眠りについたのだった。