雪の降る日に、願いを消して
会話をしているとボロを出してしまいそうで怖い。
ショウと話ができる事は嬉しいけれど、今はほっといてほしかった。
だけどショウは構わずあたしの隣に座った。
「トラ、元気?」
いつものようにトラについて聞いてくるショウ。
あたしはスマホを取り出してトラの写真を表示させた。
丁度昨日新しく撮ったところだったのだ。
トラは夜になるとあたしの布団にもぐりこんでくる。
それが可愛くて撮ったのだ。
「これ、鈴の布団?」
そう聞かれて、一瞬頬がほてるのを感じた。
自分が毎日使っている寝具を見られることが恥ずかしいことだとは思っていなかった。
「そ、そうだよ」
あたしはショウを見ずに返事をした。
「へぇ、トラはこの布団にもぐって寝てるんだな。いつもくっついて寝てるのか?」
「夜、気温が下がって来ると一緒に寝るようになるよ」
「いいなぁ」
ショウは本当に羨ましそうな声でそう言った。
ショウと話ができる事は嬉しいけれど、今はほっといてほしかった。
だけどショウは構わずあたしの隣に座った。
「トラ、元気?」
いつものようにトラについて聞いてくるショウ。
あたしはスマホを取り出してトラの写真を表示させた。
丁度昨日新しく撮ったところだったのだ。
トラは夜になるとあたしの布団にもぐりこんでくる。
それが可愛くて撮ったのだ。
「これ、鈴の布団?」
そう聞かれて、一瞬頬がほてるのを感じた。
自分が毎日使っている寝具を見られることが恥ずかしいことだとは思っていなかった。
「そ、そうだよ」
あたしはショウを見ずに返事をした。
「へぇ、トラはこの布団にもぐって寝てるんだな。いつもくっついて寝てるのか?」
「夜、気温が下がって来ると一緒に寝るようになるよ」
「いいなぁ」
ショウは本当に羨ましそうな声でそう言った。