雪の降る日に、願いを消して
萌ちゃんから敵対心を抱かれているあたしは他の道を通ろうかと考えた。
が、ここから先は自分の家まで一本道だ。
どうすることもできない。
どれだけゆっくり歩いたって、萌ちゃんへと近づいてしまう。
そうだ、気が付かないふりをして通り過ぎよう。
あたしは家に帰っているだけで、悪い事なんてしていないんだから。
そう思いなおし、真っ直ぐ前を見て歩調を早めた。
どんどん萌ちゃんに近づいていく。
萌ちゃんの横を通り過ぎる……その瞬間「ねぇ」そう声をかけられてあたしは立ち止まってしまった。
ゆっくりと声がした方へ顔を向ける。
萌ちゃんが険しい表情であたしを見ているのが見えた。
思わず警戒して後ずさりをしてしまう。
萌ちゃんの方から声をかけてくるなんて思ってもいなかった。
まさか、ここであたしの帰りを待っていたワケでもないだろうに。
が、ここから先は自分の家まで一本道だ。
どうすることもできない。
どれだけゆっくり歩いたって、萌ちゃんへと近づいてしまう。
そうだ、気が付かないふりをして通り過ぎよう。
あたしは家に帰っているだけで、悪い事なんてしていないんだから。
そう思いなおし、真っ直ぐ前を見て歩調を早めた。
どんどん萌ちゃんに近づいていく。
萌ちゃんの横を通り過ぎる……その瞬間「ねぇ」そう声をかけられてあたしは立ち止まってしまった。
ゆっくりと声がした方へ顔を向ける。
萌ちゃんが険しい表情であたしを見ているのが見えた。
思わず警戒して後ずさりをしてしまう。
萌ちゃんの方から声をかけてくるなんて思ってもいなかった。
まさか、ここであたしの帰りを待っていたワケでもないだろうに。