雪の降る日に、願いを消して
罵声
ファミレスから出て帰路を歩いていた3人だが、時間はまだ早かった。
思えば前田先輩にご飯は奢ったけれど、自分たちは何も食べていない。
その事に気が付いたあたしたちは近くのコンビニに立ち寄った。
紗英がお気に入りのパンを聡樹に進めている。
聡樹はすすめられたパンを手に取り、紗英に何か聞いている。
そんな光景を、少し離れているおにぎりの売り場から見ていた。
この場にあたしは邪魔な存在なんじゃないだろうかと感じてしまう。
「鈴、鈴もこのパン食べてみなよ」
紗英にそう声をかけられて、あたしは2人の近くに移動した。
紗英が持っていたのは黒糖パンだ。
「あたしはおにぎりにしたよ。黒糖パンって、聡樹が好きじゃん」
そう言って聡樹を見ると、その手にはすでに2つの黒糖パンが握られていた。
それを見て思わず笑ってしまう。
この2人は、本当はお似合いなのかもしれない。
思えば前田先輩にご飯は奢ったけれど、自分たちは何も食べていない。
その事に気が付いたあたしたちは近くのコンビニに立ち寄った。
紗英がお気に入りのパンを聡樹に進めている。
聡樹はすすめられたパンを手に取り、紗英に何か聞いている。
そんな光景を、少し離れているおにぎりの売り場から見ていた。
この場にあたしは邪魔な存在なんじゃないだろうかと感じてしまう。
「鈴、鈴もこのパン食べてみなよ」
紗英にそう声をかけられて、あたしは2人の近くに移動した。
紗英が持っていたのは黒糖パンだ。
「あたしはおにぎりにしたよ。黒糖パンって、聡樹が好きじゃん」
そう言って聡樹を見ると、その手にはすでに2つの黒糖パンが握られていた。
それを見て思わず笑ってしまう。
この2人は、本当はお似合いなのかもしれない。