雪の降る日に、願いを消して
神様に可憐の事をお願いしていた時だった。
どこからか泣き声が聞こえてきて俺は目を開けた。
目を開けてみると更にはっきりと泣き声が聞こえて来る。
他の子たちが喧嘩でもしたのだろうか?
そう思って見るけれど、笑い声はいまだ聞こえてきている。
それに、この泣き声はもっと近くから聞こえてきている。
不思議に思い、ゆっくりと顔を巡らせる。
強い風が吹き、山の木が大きくしなってざわめきを上げる。
俺は風で埃が目に入ってしまわないように、手で目元をガードしながら境内を見回した。
そして、見つけたんだ。
境内の隅っこで膝を抱えて座り、肩を震わせて泣いている女の子がいる。
その子の服は泥だらけで、髪の毛もボサボサで、俯いているため顔は見えない。
だけど、その子を見た瞬間俺の体に電流が走ったんだ。
『可憐……?』
どこからか泣き声が聞こえてきて俺は目を開けた。
目を開けてみると更にはっきりと泣き声が聞こえて来る。
他の子たちが喧嘩でもしたのだろうか?
そう思って見るけれど、笑い声はいまだ聞こえてきている。
それに、この泣き声はもっと近くから聞こえてきている。
不思議に思い、ゆっくりと顔を巡らせる。
強い風が吹き、山の木が大きくしなってざわめきを上げる。
俺は風で埃が目に入ってしまわないように、手で目元をガードしながら境内を見回した。
そして、見つけたんだ。
境内の隅っこで膝を抱えて座り、肩を震わせて泣いている女の子がいる。
その子の服は泥だらけで、髪の毛もボサボサで、俯いているため顔は見えない。
だけど、その子を見た瞬間俺の体に電流が走ったんだ。
『可憐……?』