雪の降る日に、願いを消して
転入生
2年生に上がって最初の日。
あたしは自分のクラスを確認すると思わずその場で飛び跳ねて喜んでいた。
今年もみんなと同じクラスだ。
聡樹に紗英。
それに桜子と駿も。
あれからあたしたちの距離はグッと近くなり、校内ではいつも5人で行動するようになっていた。
「やっほ、鈴!」
教室へ入ると紗英があたしを待ち構えていた。
「紗英、おはよ! また1年間よろしくね」
「こちらこそ!」
紗英と会話をしていると、聡樹と桜子と駿が並んで教室へ入って来た。
みんなクラス表の前で一緒になったようだ。
これからまた新しい1年が始まる。
そう思うと胸が高鳴った。
それに今年は去年までとは少し違うんだ。
だって……。
「今日って転入生が来るんでしょ?」
新しいクラスメートがそんな事を言っている。
あたしはその話に耳を傾けながら、クスッと笑う。
あたしは自分のクラスを確認すると思わずその場で飛び跳ねて喜んでいた。
今年もみんなと同じクラスだ。
聡樹に紗英。
それに桜子と駿も。
あれからあたしたちの距離はグッと近くなり、校内ではいつも5人で行動するようになっていた。
「やっほ、鈴!」
教室へ入ると紗英があたしを待ち構えていた。
「紗英、おはよ! また1年間よろしくね」
「こちらこそ!」
紗英と会話をしていると、聡樹と桜子と駿が並んで教室へ入って来た。
みんなクラス表の前で一緒になったようだ。
これからまた新しい1年が始まる。
そう思うと胸が高鳴った。
それに今年は去年までとは少し違うんだ。
だって……。
「今日って転入生が来るんでしょ?」
新しいクラスメートがそんな事を言っている。
あたしはその話に耳を傾けながら、クスッと笑う。