雪の降る日に、願いを消して
中途半端な気持ちで付き合うよりも、ずっといいかもしれない。
ちゃんと断った事を、紗英なら褒めて慰めてくれるかもしれない。
だけど聡樹は……きっと誰にも頼らずに、1人で乗り越えていくんだろう。
そう思うと自分がちっぽけな人間に思えてきて、涙は止まらなくなってしまったのだった。
ちゃんと断った事を、紗英なら褒めて慰めてくれるかもしれない。
だけど聡樹は……きっと誰にも頼らずに、1人で乗り越えていくんだろう。
そう思うと自分がちっぽけな人間に思えてきて、涙は止まらなくなってしまったのだった。