雪の降る日に、願いを消して
「桜子にとっての邪魔者はいなくなったって言ってるんだよ?」
そう言うと、桜子は一瞬ビクッと身を震わせた。
そして地面に視線を落とす。
「あたしは……できない」
今にも消えてしまいそうな声で桜子はそう言ったのだ。
その言葉にあたしは唖然としてしまった。
「できないって……?」
「告白なんて、できない」
桜子の言葉の意味が理解できなかった。
あたしが振られたということは、桜子なら付き合えると言う事だ。
きっと誰もがそう思っているに違いない。
桜子があたしに遠慮して告白できずにいるのなら、その背中を押してあげようと思っていた。
2人が付き合い始めれば、あたしの気持ちだって落ち着くはずだ。
それなのに……なんで……?
色々と聞きたい事があるはずなのに、あたしは何も言えなかった。
そう言うと、桜子は一瞬ビクッと身を震わせた。
そして地面に視線を落とす。
「あたしは……できない」
今にも消えてしまいそうな声で桜子はそう言ったのだ。
その言葉にあたしは唖然としてしまった。
「できないって……?」
「告白なんて、できない」
桜子の言葉の意味が理解できなかった。
あたしが振られたということは、桜子なら付き合えると言う事だ。
きっと誰もがそう思っているに違いない。
桜子があたしに遠慮して告白できずにいるのなら、その背中を押してあげようと思っていた。
2人が付き合い始めれば、あたしの気持ちだって落ち着くはずだ。
それなのに……なんで……?
色々と聞きたい事があるはずなのに、あたしは何も言えなかった。