雪の降る日に、願いを消して
☆☆☆
次に目が覚めたのは昼過ぎ頃だった。
視界はぼやけていて、相変わらず体温は高い。
だけど寒気は消えていてかけていた毛布を足で蹴とばしてしまっていた。
ベッドの横に置かれている水に手を伸ばす。
ひと口飲むと喉が痛んだが、さっきほどでもない。
薬がきいているようで、あたしはまた枕に頭を戻した。
もう少し眠ろう。
そう思って目を閉じる。
その時だった。
枕元に置いてあるスマホが鳴りはじめて、あたしは目を開けた。
手探りでスマホを探し、目の前に持ってくる。
いつの間にか沢山のメッセージが来ていた。
どれも学校の友達からのメッセージで、あたしを心配してくれている内容のものだった。
今届いたメッセージは聡樹からのものだった。
みんなと同じように風邪をひいてしまった事を心配してくれる内容だ。
それを確認して、スマホを持ったまま目を閉じる。
またあとでまとめで返事をすればいい。
そう思ったのだが、ふと目を開けると聡樹にだけ先に返事をして、あたしは目を閉じたのだった。
次に目が覚めたのは昼過ぎ頃だった。
視界はぼやけていて、相変わらず体温は高い。
だけど寒気は消えていてかけていた毛布を足で蹴とばしてしまっていた。
ベッドの横に置かれている水に手を伸ばす。
ひと口飲むと喉が痛んだが、さっきほどでもない。
薬がきいているようで、あたしはまた枕に頭を戻した。
もう少し眠ろう。
そう思って目を閉じる。
その時だった。
枕元に置いてあるスマホが鳴りはじめて、あたしは目を開けた。
手探りでスマホを探し、目の前に持ってくる。
いつの間にか沢山のメッセージが来ていた。
どれも学校の友達からのメッセージで、あたしを心配してくれている内容のものだった。
今届いたメッセージは聡樹からのものだった。
みんなと同じように風邪をひいてしまった事を心配してくれる内容だ。
それを確認して、スマホを持ったまま目を閉じる。
またあとでまとめで返事をすればいい。
そう思ったのだが、ふと目を開けると聡樹にだけ先に返事をして、あたしは目を閉じたのだった。