お前のナンバー①。俺だけのオンリー①。(更新停滞)
家に帰ると、お母さんがアイツのお母さんとテレビを見ていた
「こんにちは、歩君」
「こんにちは」
「真由はもう家?」
「うん。一緒に帰ってきたよ」
「そう…いつもゴメンなさいね。あの子、学校でも迷惑かけてるでしょ」
「そんなことないよ」
俺がそう言うと、アイツのお母さんは
“無理しないでね”と優しく言ってくれた
―あの子、学校でも迷惑かけてるでしょ―
確かに…アイツと同じクラスのせいで
俺はいつも比べられるんだから
いい迷惑だよ…
俺は階段をいっきに上ると、自分の部屋に入り
ランドセルを乱暴に下ろした
「あーあ、俺は今日も怒られるのかなぁ」
2枚のテスト用紙を見ながらつぶやく
トントンッ
ドアを叩く音…
「歩、今日テストあったんでしょ?」
お母さんだ
「わかったよ」
俺はテストをお母さんに渡すと、ゲームの電源を入れた
「あらっ、頑張ったじゃない!!で、真由ちゃんはどうだったの?」
ほらきた…