お前のナンバー①。俺だけのオンリー①。(更新停滞)
テストを見たお母さんが嬉しそうに俺に言う
俺はゲームをしながら、ぶっきらぼうに答えた
「……アイツは、両方とも100点だよ」
「そうなの……、アンタも頑張りなさいよ」
お母さんはそれだけ言うと部屋を出ていった
「……………」
ゲームをする手を休め、俺は窓を睨む
隣の窓は、アイツの部屋だ…
「……んだよ、どいつもこいつもさ」
みんなアイツしか、見てないじゃんか!!!!
コントローラーを乱暴に床に叩きつけて
俺はベットに寝転がった
「嫌いだ…」
アイツがいるから俺は比べられるんだ…
アイツがいるから俺は1番になれないんだ…
そんな思いが何よりも勝っていて
あの時の俺は何もわかってなかったんだ…
なんで母さんがアイツのことを聞くのか
なんでアイツがいつも1番なのか
ただただアイツに嫉妬して、
アイツのこと、何もわかってなかった