鷭さんと愉快な仲間たち

 やっとの思いで準備をすませ、家を出た。

 彼の注文が多いせいでもう10時過ぎだ。

 「僕のこと口うるさいとか思っているでしょう」

 歩きながらの質問は図星だ。

 「…まぁ」

 「仕事柄仕方ないことです。君を守る為、危険は一つでも避けたい」

 「はいはい。仕方ないのよね」

 今後彼の仕事についていくことは恐らくないだろうと強く思った。

 こんなに色々指示されるなんて、面倒だ。

 
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