新選組のヴァンパイア
道場という所に着くと、たくさんの人間が竹刀や木刀を手に訓点をしていた。
「おう、総司。来てたのか」
「あ、原田さん」
道場に入ると、背の高い男が声をかけてきた
「ん?そいつは?」
「あー、そう言えば名前何でしたっけ?」
「はぁ!?名前も知らない奴連れてきたのかよ」
今更か・・・
「というわけで、私、帰らせていただきます」
「いやいやいや、どういう訳ですか!帰らせませんよ。あなたと勝負したくて連れてきたんですから!!」
勝負?
聞き捨てならない言葉に眉を潜める。
「そんなこと聞いてない!」