新選組のヴァンパイア
「さっきは見事だったな」

やっぱりいたか・・・

部屋に入って来たのは沖田よりも幾らか年上の黒い長髪の男だった。

沖田もそうだが、こいつも只者じゃない。

私ですら、気配を微かに感じることしかできなかった。

「俺は土方だ。ここの副長をしている」

男は土方と言うらしい。

< 21 / 36 >

この作品をシェア

pagetop