I do not like or hate
私とさやかはベンチに座り、
お弁当を広げてモグモグと食べ始めた。
「で、バス、隣だったんでしょ?なんかあった?」
「えっ・・・」
「顔真っ赤!!なんかあったな!はよ、話せ!!はよっ!!」
私はさやかにさっきあったことを話した。
「えーっ!?」
「うっさい」
「だって・・・それもう期待しちゃっていいでしょ!!」
「いやーでもねぇ」
「なに」
「だって、一度振られてる身だよ?!無理無理無理無理・・・」
「そっから意識することだってあるでしょ!いいねぇ~若いって・・」
「お前も同い年だろ」
「いやん桜智、口がまた悪くなってるぅ」
「きもい」
「ごめん、悪かったから真顔やめて・・・まぁ、でも女嫌いは治ってないっぽいよねーさっきの女子に誘われていた様子を見てると嫌そうな顔してたし」
「うん、そうなんだよね。まだ、男に見えるとか」