フォーチュン
「成功か、失敗か、と聞かれるのでしたら・・・恐らくは失敗」
「な・・・に?」
静かに置かれたそのカードは、「19・太陽(ザ・サン)」の逆位置だった。
「失敗とはどういうことだ!会合は和やかに進んだのではないのか!」
「確かに、タロットはそう申しております。が同時に、太陽は逆の位置を向き、61の光線を放っている。1の始まりと9の最大・集大成の数字が逆になっている。真正面から光の祝福を受ける事が出きぬ、不測の状況が起こっているのやもしれませぬ。言うなれば、失敗というよりも、延期のような出来事が起こっているのやもしれませぬ」
「延期、か・・・」
マクシミリアンは思案顔でつぶやくと、右手であごをなでた。
「となれば愚者よ、ユーリスが戻り次第、おまえの力が必要になる時が来るであろう。そのときは協力をしてやってほしい」
「かしこまりました、国王様」
「な・・・に?」
静かに置かれたそのカードは、「19・太陽(ザ・サン)」の逆位置だった。
「失敗とはどういうことだ!会合は和やかに進んだのではないのか!」
「確かに、タロットはそう申しております。が同時に、太陽は逆の位置を向き、61の光線を放っている。1の始まりと9の最大・集大成の数字が逆になっている。真正面から光の祝福を受ける事が出きぬ、不測の状況が起こっているのやもしれませぬ。言うなれば、失敗というよりも、延期のような出来事が起こっているのやもしれませぬ」
「延期、か・・・」
マクシミリアンは思案顔でつぶやくと、右手であごをなでた。
「となれば愚者よ、ユーリスが戻り次第、おまえの力が必要になる時が来るであろう。そのときは協力をしてやってほしい」
「かしこまりました、国王様」