フォーチュン
「だが、アンジェリークがいつドラークへ来るのか、偽りの身分証を持ってしまっていたり、外見を変えていれば、俺にも分からん。一日も早くアンジェリークを見つけ出すために、現状場所の特定をしたほうが良い。だから俺たちはドラークへ戻る。その道の専門家がドラークにはいるからな」
「占術師(せんじゅつし)、でございますね?」
世界で一番繁栄しているドラーク王国のみに実在する占術師の占術は、必ず当たると言われている。
占術師にアンの行方を占ってもらえば・・・。
そのとき「しかしながら、万が一・・・」と、バルドー・官吏のつぶやきで、ヴィヴィアーヌは思考を止めた。
「案ずるな。アンジェリークは生きている」
そうはっきりと言いきったユーリスを、ヴィヴィアーヌとアントーノフはハッとした顔で見た。
最初からアンジェリークは生きているという仮定の下でしか捜索をしていなかったと、二人はようやく気がついたのだ。
それは当然の親心と言えるだろう。
「占術師(せんじゅつし)、でございますね?」
世界で一番繁栄しているドラーク王国のみに実在する占術師の占術は、必ず当たると言われている。
占術師にアンの行方を占ってもらえば・・・。
そのとき「しかしながら、万が一・・・」と、バルドー・官吏のつぶやきで、ヴィヴィアーヌは思考を止めた。
「案ずるな。アンジェリークは生きている」
そうはっきりと言いきったユーリスを、ヴィヴィアーヌとアントーノフはハッとした顔で見た。
最初からアンジェリークは生きているという仮定の下でしか捜索をしていなかったと、二人はようやく気がついたのだ。
それは当然の親心と言えるだろう。